複利の力
物理学者であるアインシュタイン博士が「人類最大の発明」や「宇宙で最も偉大な力」と呼んだものをご存知でしょうか。
それは 複利 です。
複利とは利子にも利子がついていくこと。
いわゆる雪だるま式に増えていくと例えられるものですが、この力は半端ないです。
EAの設定に時々「複利機能」がついてますね。
ちょっと気になったのでどんなものか調べてました。
どうやら口座残高やその割合でロット数を自動調整してくれる機能のようです。
そこで単利との違いがどんなものかと計算してみました。
単利と複利の違い
例1 : 単利はずっと1lot(100,000通貨)取引、複利は100万円の残高に対して1lot(100,000通貨)取引、週に5pips獲得したらどうなるか
単利 | 複利 | |
0年後 | 1,000,000 | 1,000,000 |
1年後 | 1,260,000 | 1,294,750 |
2年後 | 1,520,000 | 1,676,750 |
3年後 | 1,780,000 | 2,171,600 |
4年後 | 2,040,000 | 2,813,050 |
5年後 | 2,300,000 | 3,644,550 |
6年後 | 2,560,000 | 4,722,050 |
7年後 | 2,820,000 | 6,118,550 |
8年後 | 3,080,000 | 7,928,700 |
9年後 | 3,340,000 | 10,274,750 |
10年後 | 3,600,000 | 13,315,450 |
単利の方は単純に1年間(52週)で+26万円の計算です。10年後には+26万円*10=+260万円で元本と合わせると合計360万円という計算。
一方、複利の方はというと、おおっと、9年後には資金が1,000万円超えてますね。
たった週に+5pipsでですよ。これはスゴイ。既に単利の3倍以上の資金になってます。
さらにすごいのがそれから1年後、最初から10年後の約1,331万円。
その間1年しか運用してないのに+304万円です。
単利で同じ額を稼ぐとすると約12年かかっちゃいますよ。
スタート地点は同じでも年月を重ねるたびにその差が広がっていくのが分かります。
これは机上の空論なのか?
たった10年後にこうですから15年後、20年後にはスゴイことになってます。
計算通りに現実がそうなるなら周りが億万長者だらけになっちゃいます。
そうなってないのは私が知らないだけか、これは机上の空論なのか。
例えば裁量取引なら大きなロット数に恐れをなしたりするのは分かります。
株式投資なら大型株でないと自分の取引によって大きく値が動いたりすることは考えられますね。
FXでは取引量の違いから大きなロットを運用しても値が動きにくいという仮定のもとで、EAによる自動売買だとどうなるのでしょうか。
EAによる複利
予想ですが、やはり難しいのでしょうねぇ。
自動売買なので精神面での難点は克服できたとしても、運用するロット数が増えるとその分損失の額が大きくなります。
後半に大きなドローダウンがあったとしたら、、、すごいスピードで資金が減っていき、あっという間に振り出しに戻るかもしれません。
それと「聖杯」は無いものと考えるとずっと勝ち続けるのは難しいかもしれません。
ある日、急に通用しなくなったら、、、やはり崩れるのは早そうです。
上手く行けば面白そうなんですけどねー。
というか、上手くいって欲しいです。
仮にムリだとしてもたまに妄想するくらいは、、、許してくださいw